アンナム工場でのあなたの役割について教えてください。
私が担当しているのは、工場の管理と生産の監督です。具体的には、生産の流れや工場の設備、品質のチェックから出荷まで、工場全体の管理を取り仕切っています。
この仕事で難しいのは、人間関係をいかに円滑に保つか、という点です。工場には多くの人が働いており、機械よりも人とのコミュニケーションが何倍も複雑です。個々の性格や能力の違いを把握しなければなりません。スタッフ一人一人が異なるスタートラインに立っているため、全員を一定のレベルまで引き上げる作業は難しくもあり、自分にとって大きな挑戦でもあります。
仕事や会社において、これから挑戦したいこと、目指していることについて教えてください。
現在は工場長として勤務していますが、今後は工場全体の管理に挑戦していきたいです。通常、工場長の職務は総務や事務、経理などの範囲を超えることはありませんが、総務が担当する分野についても学び、積極的に自身のスキルを広げていきたいと思っています。
また、各工程でのミスを減らし、より高い品質を実現したいと願っています。品質の向上だけでなく、人材管理においても、正しくスタッフの評価ができるようになることを目指しています。
仕事以外で挑戦していることや楽しみにしていること、趣味などについて教えてください。
仕事上で多様なお客様とのやり取りが増えているため、英会話の勉強に力を入れています。特に、当工場の主要なお客さまは世界的企業で、英語を使用していることが多く、メールのやり取りも英語が中心になってきているので、英語力の向上が必須だなと感じています。中国系の企業との取引もあるので、中国語の学習も始める予定です。
その他に、楽しんでいる趣味はサッカーです。ベトナムではサッカーの人気が非常に高く、私も工場のチームに所属して、週に2回ほどサッカーを楽しんでいます。
あなたにとってマツオカはどのような存在、場所なのか、教えてください。
マツオカは私にとっての“第二の家族”だと思っています。工場が設立された当初からここで働き始め、私の社員番号は「1番」なんです。開設当初からのメンバーとして4年間働いており、実際、家族と過ごす時間よりも工場での時間の方が長いくらいです。ここで働く全員を第二の家族、兄弟のように思っています。スタッフ一人ひとりの個人的な悩みや仕事上の問題と向き合いながら、スタッフ全員を非常に大切にしています。
入社前と入社後、変わったことを教えてください。
何をするにも慎重さを心がけています。以前、ベトナムの企業で働いていた時、あらゆる物事が「なんでもいい」「どうでもいい」といった適当な雰囲気を感じることがありました。しかし、マツオカに入社してからは、以前のような態度では通用しないことをすぐに理解しました。お客様はもちろんのこと、会社からも厳しい要求がある環境です。ミスを最小限に減らすため、何かを行う前には十分に考え、計画を練ることが身につきました。
※インタビュー内容等は、取材当時のものです