JDT中国でのあなたの役割について教えてください。
生産部で剥離を担当する班の責任者として、インクジェットプリンターに用いられる熱転写シートや絆創膏のスリット作業を担当しています。スリットとは、工場内でラミネート加工した幅の広い生地を、指定された幅に合わせて細かくカットする作業のことで、カットする幅は製品ごとにミリ単位で細かく定められているため、常に精密さが求められる仕事です。スリット作業の前には、適正に作業できる生地かどうか外観を検査し、作業後の包装・梱包まで行っています。絆創膏のスリット作業は、衛生面に特に配慮した環境で行われるため、防護服を着用し、製品の品質管理を徹底しています。工場全体の取り組みとして、5S活動(整理・整頓・清掃・清潔・躾)を推進しているため、班長として新人指導を行いながら、職場の環境改善にも力を入れています。チームのメンバーと日々コミュニケーションを取り、問題点や困っていることがあればすぐに共有し、解決に向けて率先して動くことも大切な役割のひとつです。
仕事や会社において、これから挑戦したいこと、目指していることについて教えてください。
多くの知識やスキルを身につけて、今の仕事をよりスムーズに進められるようにすることはもちろん、上司から任される新しい業務にも対応できるよう、能力を高めていきたいです。まずは、現場で必要な知識を全て身に付けること。特に、直属の上司が担当している業務を学び、より広い視点で仕事を理解できるようになりたいと考えています。自分の担当業務だけでなく、その前後の工程にも目を向け、加工方法や技術についても学び、流れ全体を理解することで、よりスムーズな生産につなげられるようになりたいです。
仕事以外で挑戦していることや楽しみにしていること、趣味などについて教えてください。
仕事以外では、読書と旅行が好きです。著名な作家の有名な小説や、伝記・歴史書などを読むのですが、知識を広げるためには、読書を通じて学ぶだけでなく、実際に経験を積むことも重要です。「读万卷书,行万里路(万巻の書を読み、万里の道を行く)」という言葉のように、新しいスキルを習得したり、新しいことに挑戦する喜びを大切にしています。最近は自分で運転して杭州まで行きました。ドライブしながらこれまで訪れたことのない場所へ行くことが好きです。
あなたにとってJDT中国はどのような存在、場所なのか、教えてください。
JDT中国は私にとって仕事をするだけの場所ではなく、自分を成長させ、能力を発揮できる場だと感じています。会社が導入しているコンサルタント会社から工場生産の効率化などの研修を受けたことで、管理能力の向上に必要な知識を学び、実践できるようになりました。会社がこういった学びの機会を多く提供してくれるので、積極的に参加するようにしています。自分自身を高める機会に恵まれていることに感謝するとともに、学んだことや経験したことを一つひとつ実行し、自分の仕事に活かせていることにやりがいを感じています。
入社前と入社後で変わったことを教えてください。
JDT中国で働き始めて2年が経ちましたが、その間に多くのことを学び、熱意ある同僚たちと一緒に成長してきたと思います。入社する前は、ごく普通の会社員として働いていました。仕事以外では人と話す機会も少なく、人前で発表するなんて考えたこともなかったです。でも、JDT中国に入ってからは、仕事のスキルが向上しただけでなく、性格も前向きになり、自信を持って仕事に取り組めるようになったと感じています。今では部署の責任者に選ばれるほど、積極的に動けるようになりました。さらに、会社での5S活動が評価され、優秀社員として選ばれたことも大きな自信につながりました。忘年会では優秀社員の代表として抽選を引く役割を任され、そのうえ抽選に当たるという幸運にも恵まれ、とても嬉しかったです。毎日がとても充実していて、有意義な時間を過ごせています。
※インタビュー内容等は、取材当時のものです