JDT中国でのあなたの役割について教えてください。
所属は品質管理部 物性測定科で、測定室の品質管理を担当し、品質体系の改善に取り組んでいます。物性測定とは、JDT中国で生産した生地が、お客様と取り決めした基準に合格しているかどうか測定することで、その項目は、透湿度(水蒸気を放出する量)や、水を弾くレベル(撥水度)など多岐にわたります。基準に満たない製品の流出を防ぐための「関所」となる重要なセクションで、非常に責任ある仕事です。作業スケジュールの調整、スタッフのトレーニング、比較テストや外部テストの手配、データ分析、お客様との対応などに日々従事しながら、測定室全体の運営に目配りし、上司のサポート業務にも携わっています。また、お客様対応も重要な仕事のひとつです。品質基準や作業標準の作成を進めながら、物性測定の結果を早く正確に伝えることを心がけています。会社全体で進めている5S(整理・整頓・清掃・清潔・躾)活動では、測定室の5S実行委員として、設備点検や職場環境の整理整頓を担当しており、働きやすい環境づくりを意識しています。
仕事や会社において、これから挑戦したいこと、目指していることについて教えてください。
4M1E(人・機械・材料・方法・環境)の管理手法を学び、測定室の運営をもっと効率的に、秩序立てて進めていきたいと考えています。特に、自主管理の仕組みを整え、社員一人ひとりが仕事を効率よく管理・改善できる環境を作りたいです。また、上司をサポートしながら物性測定科でLAB(ラボ)自主管理チームの立ち上げに関わり、現場の改善にも取り組みます。チームでの業務効率化や改善が会社全体の利益や成長につながるよう、自分のできる範囲から積極的に活動していきます。さらに、AIを活用した管理を導入し、物性測定の精度を上げたり、作業効率を高めたりすることにも挑戦したいです。
仕事以外で挑戦していることや楽しみにしていること、趣味などについて教えてください。
JDT中国では、2024年秋にアウトドア活動グループ「徳永户外群」ができました。今後は有志が主催したウォーキングイベントに参加し、仲間と一緒に自然を満喫するのを楽しみにしています。また、3歳の息子が幼稚園に通っているので、休みの日は一緒に遊んだり出かけたりする時間を大切にしています。料理も大好きで、いろいろなレシピに挑戦しています。特にパン作りが楽しくて、家族に焼きたてのパンをふるまうのが喜びのひとつです。仕事で疲れていても、料理をしているとリラックスできますし、家族がおいしいと言って喜んでくれるととても嬉しく、気分転換に最適です。
あなたにとってJDT中国はどのような存在、場所なのか、教えてください。
温かくて団結力のある大家族のような存在だと思います。社員のための誕生日会を開いたり、毎年健康診断や社員旅行を実施してくれるなど、折に触れ、会社が社員一人ひとりの安全や幸せを非常に大切に思っていることを実感します。社員がみんな真面目で優しく、安心して働ける環境があります。定年まで長く勤める人が多いのも、会社が安定している証拠だと思います。また、社員の創造力やスキルの発揮を重視しているので、トレーニング制度と成長の機会が豊富で、キャリアアップをしっかり支えてくれます。
入社前と入社後で変わったことを教えてください。
JDT中国に入社して、もうすぐ3年になります。最初は何もわからない新人でしたが、今では測定室の一員としてしっかり成長できたと感じています。一番大きく変わったのは、仕事に対する自信と勇気が持てたことです。わからないことや理解が難しいことも積極的に聞ける環境に恵まれているので業務への理解が深まり、測定方法や担当業務をきちんと把握できるようになりました。お客様とのやり取りも、最初は不安が多かったですが、失敗を恐れず積極的に経験を積むことで、今では自信を持って対応できるようになっています。また、会社のサポートのおかげで、測定室の専門知識やコミュニケーションスキルも大きく向上しました。上司が外部の勉強会に参加させてくれる機会も多く、その経験が自信につながっています。
※インタビュー内容等は、取材当時のものです