Vo Thi Huyen

ボー ティ フェン

タンチュオン工場でのあなたの役割について教えてください。

大学を卒業後、マツオカへ入社しました。縫製の経験はありませんでしたが、未経験から今はマーキング・パターン調整の仕事をしています。
細かい作業が多いため、時々ミスをすることもあります。特に、日本語がわからず理解を間違えることもあって、そこは仕事をしていて難しいと感じる部分ですね。最初は一人で色々と困っていた時期もありましたが、製造部長をはじめ、日本人のスタッフからも毎日協力を得られ、最近は仕事がスムーズに進むようになってきたことが嬉しいです。
今はチーム一丸となって毎日頑張っています。チームワークで乗り越えていく毎日の仕事が、実は一番の楽しみです。もっと会社に貢献できるように頑張りたいと思っています。

仕事や会社において、これから挑戦したいこと、目指していることについて教えてください。

まだ会社に来て1年あまりの私ですが、マーキング・パターン調整の仕事に留まらず、今後は縫製技術全般を学びたいと思っています。最近では、毎日の業務に直接結びつくものではありませんが、自分自身の成長のためにシャツやパンツのサンプル作りにも挑戦しています。作ったものは、日本人の上司や技術専門の人にチェックしてもらい、指摘された部分を改善しています。
それだけでなく、周りの先輩スタッフから生活態度や教養などの学びも得たいと考えています。日々新しいことにチャレンジして、将来的には技術部長や生産部長のようなポジションに就きたいと思っています。

仕事以外で挑戦していることや楽しみにしていること、趣味などについて教えてください。

私の趣味は読書とファッションです。特に、ファッションモデルを見ることに興味があります。ファッションモデルを見ることに関しては、洋服を作る上でとてもいい刺激になります。読書は心を豊かにし、ファッションは創造性を刺激してくれるので、どちらも私にとって大切な趣味です。

あなたにとってマツオカはどのような存在、場所なのか、教えてください。

マツオカは大学を卒業したばかりの私にとって、地元で見つけた初めての日系企業の就職先でした。本来は、大学を卒業してからはホーチミンなど都市部でキャリアをスタートさせようと思っていました。地元には自分のやりたいことを実現できる会社がないと思っていたからです。だから、卒業と同時に地元にマツオカの工場が設立されたことは、私にとって非常に幸運なことでした。
おかげで、毎日仕事が終わって家に帰ると、両親と一緒に過ごすことができます。家族は私が近くに就職したことをとても喜んでいます。卒業時、すぐ遠くへ行くことになることを両親も心配していたので、地元で就職できたことは、私たち家族にとって最高のニュースでした。

入社前と入社後、変わったことを教えてください。

学生時代から社会人になり、責任感が大きく増したなと感じています。年齢の異なる同僚から多くを学び、日々成長している実感があります。学生時代は、勉強以外にも自由な時間がたくさんあり、友達と遊んだり楽しんだりする時間が多かったです。
しかし、会社に入ってからは、時間を守ること、会社のルールを守ることが大切になります。先輩スタッフや同僚ができ、仕事を通じて私が成長していると両親も褒めてくれました。仕事では大変なこともありますが、それを超えたときの喜びや、仕事後に同僚と食事やパーティーを楽しむ時間は、掛け替えのない価値のあるものだと感じています。

※インタビュー内容等は、取材当時のものです