MESSAGE

経営者メッセージ

世界の顧客から「選ばれる工場」として、
ものづくりの価値を磨き続ける

2022年3月期~2026年3月期を対象とした中期経営計画「ビジョン2025」の5年間は、世界的な環境変化が続く中で、安定供給を可能にする生産基盤を強化した期間でした。コロナ禍の余波が残る不透明な事業環境下において、環境変化に対応できる信頼性の高い「つくり場」への顧客ニーズが高まりました。こうした中、当社グループはかねてより取り組んできた中国からASEAN諸国等への生産地シフトを推進し、ベトナム、バングラデシュに3つの縫製工場を建設、柔軟で強靭なサプライチェーンを整備しました。生産能力の拡大により、業績面では当初目標を前倒しで達成し、最終年度は売上高742億円、経常利益53億円という結果で「ビジョン2025」を締めくくることができました。
一方、スマートファクトリー化やグローバル顧客開拓は取り組み途上にあり、課題として認識しています。

今期よりスタートした中期経営計画「BEYOND2028 ~Stitch the Future~」では、ASEAN諸国等にシフトした縫製工場の生産能力を活かし、稼働最大化を最重要テーマとしています。バングラデシュを次の主力生産国のひとつと位置づけ、ベトナム・バングラデシュ工場での増産に加え、中長期の生産ポートフォリオ強化の柱とするインドネシアにおいては新工場の建設を計画しています。スマートファクトリー化については、中期経営計画期間中に導入を本格化させることで、製造管理を高度化し、顧客対応力の強化を図ります。

これらの取り組みのもと、今期は売上高800億円、為替差損益調整後営業利益53億円、経常利益49億円、親会社株主に帰属する当期純利益34億円を見込んでいます。中期経営計画達成に向けた「助走の一年」と捉え、インドネシア新工場建設や、バングラデシュとベトナムの2工場でスマートファクトリー化の先行導入を進め、全工場展開に向けた効果検証を行います。

当社は2026年に設立70周年を迎えました。70年の歴史の中で、環境変化に対応しながら世界へ挑戦し、誠実なものづくりを通じて「選ばれる工場」として信頼を積み重ねてまいりました。70周年は単なる節目ではなく、次の100周年に向けた再スタートと捉え、これまでに培った信頼と強みを土台にさらなる進化へ挑戦し、持続的な成長を実現してまいります。

今後とも皆様のご理解と一層のご支援を賜りますようお願い申し上げます。

代表取締役